イベントレポート
2026.01.23(金)〜24(土)視察実践研修 in 夕張・ニセコ
2026年1月23日〜24日、北海道にて「夕張・ニセコ視察実践研修」を開催しました。
全国から集まった参加者たちは、かつて炭鉱都市として13万人を超える人口を有したものの、現在は約5,000人まで減少し財政破綻も経験した夕張市、そして今や世界有数のリゾート地として外国資本による再開発が進むニセコ町を視察。
両地域の現状から未来を見据えた地域づくりについて、深い学びを得ました。
【1日目夕張視察】

夕張では、厚谷市長との対話、および夕張石炭博物館 石川館長、市民の方々によるご講話を通じて、地域の実態と再生の取り組みについて伺いました。
夕張の人口は最盛期の13万人から現在は約5,000人にまで減少。観光資源や文化遺産は豊富ながら、財政破綻後の制約下での自治体運営の実態、そして「誰が地域を支えるのか」という本質的な問いに直面している現状が共有されました。
視察を通じて、地方における「社会的共通資本」(水道、道路、除雪、信頼関係、文化など)を次世代に継承する意義、そして住民一人ひとりの「当事者意識」の重要性が強く印象に残りました。
第2部:ニセコ視察
2日目は、今話題のリゾートエリア「ニセコ」へ。
地元で「北海道を守る会」を主宰されている田中氏のアテンドのもと、世界的な観光地へと変貌を遂げたニセコにおける開発状況と地域課題を学びました。
地元住民の生活、地域文化と国際資本のバランス、そして本来地域にあるべき「自分たちがつくる未来」のビジョンなど、経済合理性だけでは測れない価値について、参加者全員が考える時間となりました。
「外資が良い・悪い」や「行政に任せるべき」といった単純な構図ではなく、地域の未来を自分ごととして捉え、関わり続ける意思と行動こそが、これからのまちづくりには不可欠です。
民と官、経済と文化、都市と地方という分断を乗り越え、地域企業が中心となって“生きるに値する社会”をつくる時代。
夕張とニセコ、それぞれの学びを自社や地域に持ち帰り、実践していくことを誓う視察となりました。
