インタビュー|安部光剛氏【有限会社ティムコーポレーション】社会人の保健室~習うより見ろ~

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安部光剛氏【有限会社ティムコーポレーション】社会人の保健室~習うより見ろ~

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本業を通じて社会の課題に挑戦する

今回のインタビューは、有限会社ティムコーポレーション 代表取締役 安部光剛様。

有限会社ティムコーポレーションでは、整骨院というメイン事業を展開しながらも、日本初のスクールとして生徒さんも抱える足つぼ治療や、老若男女問わず楽しみながらストレス発散をしたり、メンタルを鍛えられるキックボクシング教室など多岐に渡る事業を展開しています。

今回はそんな有限会社ティムコーポレーションを率いながら、長年に渡りご活躍されている代表取締役の安部氏にスポットを当てていきます。
まだまだ現役、これからもさらなる飛躍を目指す姿は勇気をもらえます!

世の中にリマイスターを伝播させる

メンバー:メイン事業についてお聞かせ下さい

有限会社ティムコーポレーション代表取締役 安部光剛氏(以下、安倍):本業は整骨院になります。
それから、足つぼの治療院。一般もやりますが、うつ病の方に特化しております。
その流れで足つぼのスクールを26年前からやっております。これは日本で最初のスクールになっていますね。古いだけですが(笑)。

メンバー:それはリマイスター学院ということですか?

安倍:はい。名前はだいぶ変わりましたが。“リフレ”という言葉が今、流行っているんです。
我々が名づけたのですが、知らないうちに特許を取られていて、こちらが変えざるをえなかったんです。
リマイスターというのは、リフレッシュとか、リラクゼーションとか、リボーンなどを表していて、健康のマイスター(職人)でいこうということになりました。

今は、インストラクターも養成しています。
インストラクターは20名くらいいますね。自分で生徒さんをとって仕事にしても良いということにしています。
FC(フランチャイズ)みたいなものですね。

メンバー:ピラミッドが出来てるんですね。ライセンスを持つ人を増やしてあげるということですね?

安倍:そうですね。一般的な仕事としてやる方向けの『アドバンスコース』と、教えることもできる『シニアコース』があります。
それが名古屋・福島・千葉・神奈川と広がっています。何県か各地域でやっていますね。

うちに電話が来て、その先生を紹介して入会した時には、こちらから指導を依頼するという流れです。
ただそれ以外は教科書だけ買ってもらっています。習った方がしっかり稼げる仕組みを作らないとだめですね。


メンバー:
そうですよね。搾取していたら...


安倍:そうなんですよ。絶対に広がらないです。

メンバー:だからあえて、自分でとったお客さんは自分で良いと

安倍:そうですね。その方たちが力を発揮しやすくするためにはどこの分野が良いのかなって、こちらも色々と動きながらね。
老人ホームに回ったりとか、IT関係のエネルギーが落ちている社員のいるところに行ったりだとか、それこそ不眠だとか、女性の婦人科系だったりとか、それぞれ皆得意なところを持ってやっています。それをシェアするために毎月無料の勉強会をやっています。

キックボクシングとの出会い

安倍:キックボクシングのスクールを20数年やっているんですが、事業というほどではないですね。

メンバー:それは一般の方向けにやっているんですか?

安倍:そうですね。昨日はちょうど子供向けにやって、今日は大人向けです。

メンバー:もともとやられていたんですか?

安倍:私はもともとトレーナーで、体のケアをしていました。メンタルのケアも。やっぱり試合は怖いですよ。
それにやっぱり一人じゃしんどいです。練習のメニューとかも考えますね。
コーチもいるんですが。どこが悪いとかを分析するのが好きで、各選手を見て違いとか、どこが悪いとか、どういうトレーニングが必要だというのをお互い相談しながら。

メンバー:それじゃあ本当に全般的なトレーナーとして。

安倍:そうですね。選手の体をほぐしたりしていたら、そのうち人がいなくなってしまって、選手から「ミット持ってくれ」と言われて、そこでむち打ちになって、これは無理だと思いました。そこから1か月だけ待ってもらって、トレーニングをして戻ってきました。(笑)

最初はこんなのやってられないなと思いましたね。しかし、それまで野球をずっとやっていたんですが、キックボクシングには人生がすべて集約されている気がしたんです。自分で目標を決めて、身体もすべてそこに向けて作っていって、プランを立てて、当然メンタルもそうですね。

しかし、当然勝てるとは限らない。負けた時にどうやってそこから気持ちを立て直していくかとか、けっこうしんどいなと思いましたね。そこでずっとサポートをしていくうちにこの道は面白いなと思いました。

試合が終わると皆仲良しになるんですよ。リスペクトしあうんですよ。殺し合うじゃないですか、憎くもない人と。
それで血だらけになって、終わった後に控室でアドレス交換をする選手もいますね。今度どこで一緒に練習しようってなるんですよ。


だから、ああいうのを見ているとやっぱりすがすがしい。知らないと分からないですよね。それとやっぱり精神が鍛えられる。だから普通のメジャーなスポーツより個人の意識レベルが高いなと感じます。身体的にも、プログラム的にもそうですけど。なにより、恐怖がありますから。
冬の剣岳に登る人にキックボクシングを教えているんですが、怖いじゃないですかマイナス30度で、何も見えなくて。その人は「いやいや、キックのほうが怖い」って言うんですよ。山の中に一人で、死にそうじゃないですか。腹の中も凍るというんですけど。

それよりもキックのほうが怖いっていうんです。3分間のキックのほうが怖いって。相手がいるから。だから、自分との戦いと、相手との戦い、そこを乗り越えるから鍛えられますよ。だから私はプロで試合も出たことはないですけど、応援できる。ただ、一般の人は怖いって思っているから、怖くなくてちょっと始めたいという人に向けて作ったのが、『日本一優しいキックボクシング』

メンバー:へぇ~

安倍:それを中野でやっていまして、今は不登校のお子さんに向けての事業を進めていますので、私は行ってないですが。
あとは、仕事で悶々として、頭もぼやっとして痛いとか、ストレスをどうやって発散したらよいかが分からない人がいます。ストレス発散がゲームだったり、お酒だったりするわけですよ。
それでは根本の解決にはならないですね。


ところがこれをやると、スカッとするんですよ。
頭の中が真っ白になるし、エネルギーが上がるのが分かります。
それをやりたいなと。そこから、そういった理解が増えてくる人がいたら、メンタルケアもどうかなと探っているところではありますけどね。

「僕、不登校です。」なんて言わなくてもすむように

メンバー:今のキックボクシングのジムは子供向けですか?不登校のお子さんに来てもらいたい?

安倍:来てもらいたいんだけどまだ2名しかいないです。

メンバー:そしたらこれから増やしていこうかなというところですかね。

安倍:いや、どうやって増やしていったらいいのかなというのが課題になっていますね。
やっていれば簡単に皆来るのかなと思っていたんですけど。(笑)


メンバー:つながらないのかもしれないですね。まだ、不登校って言いたくないみたいな。

安倍:そうですね。それからクラスに1人か2人。全国で引きこもりの子も含めると、何百万人とはいえ、「僕そうです。」という子はいないですよね。こもっているわけですから。だから親もそうですけど、そういう人たちにどうやったら響くかというところで、ホームページだったりブログを書いたりしているんですけど。

うちに来たら、カウンセリングとかをやるより早く良くなるなと思うんです。
何か改善のきっかけにはなるなって思うんですよ。


例えば、よそで1年間かけて学校に行くようになりました、みたいな話ではなくて。
元々元気なはずなんですよ、普通に生活できてるわけですから。
そこにちょっと刺激を与えてあげるだけで、きっかけになるかなと思いますね。

メンバー:一回やって翌日学校に行けたっていう事例はすごいですよね。

安倍:2人ともそうです。1か月くらいは行ったみたいですよ。
でも勉強の遅れと、先生が評価をしないということで、また行ったり行けなくなったりしてるみたいです。


メンバー:頑張ってきたんだから評価してあげないとね。

安倍:そうなんですよ。先日、上さん(ハッピーテラス株式会社 代表取締役)もおっしゃっていましたけど、学校の先生になる人も発達障害の人が多いと。そこまでよく来たねとか言ってあげたらいいんだけど。逆に遠ざけてしまっている。子どもたちがせっかく馴染もうと思っているのに。


メンバー:
面倒くさいのが来たみたいな。


安倍:そういう子って繊細なので、ちょっと俺いらないんじゃないかなと思って行かなくなっちゃうんです。/p>


メンバー:
それでまた戻っちゃうんですもんね。


安倍:そうなんですよ。ただ難しいのが、一概に先生が悪いとも言えないんですよね。だけど、理事長の話を聞くと、使命だからあきらめるなと言われて、そういう話を聞くとここでシュンとしちゃあだめだなと。

必要としている人が絶対に何人かはいるはずなので、始めた以上はもう少し続けたいなと思っています。
そして、引きこもりから生活保護に行くケースがほとんどなので、この段階で何とか食い止められないかなと思っています。
日本の財政を考えた時に、200万人も生活保護がいたら破綻しますよね。

メンバー:-すごいですね。それ。

メンバー:-あぁ、そういう子たちがいても、フォローしてあげるといいうことですかね。

安倍:学習支援の先生は、先生をコンサルしている先生です。学校の教員に対して悩みを解決することをやっている先生が、先生を支援しているという形です。

メンバー:-それで学習支援もスタートしたということですか。

安倍:そうですね。あとは、勉強が何で必要なのかとか、楽しいよとか、あとは勉強がすべてではないから、どうやって生きていくというところまで繋げていきたいなと。

一流大学に行って、一流企業に行って会社に行けなくなっている人がいるんですよ。
もう、もったいなくてしょうがない。この前なんか、ハーバード大学って言ってたかな。
東大出て、ハーバード行って、でも会社に入ったら寝れない、人とも喋りたくないみたいな。
そして休職。あとは、これはダメとか、やっぱりプライドも高かったりするので。そういった概念をぶっ壊すのが得意なんですね。

それを足つぼをやりながら、やるわけですよ。
でも親は子供が鬱っぽくなっているのに、あそこの学校に行かせないといけないと思っているわけですよね。
それになんの意味があるんですかって、なかなか我々は言えないですけど。治療の中でそれをやるわけです。

そこ以外にはないんですか?とか、そこに行って何になるんですか?とか。そのあとどうなるんですか?とか。まずは、健康でいて楽しくないといけないですよねということも含めてトータル的な施術・ケアですね。だから、保健室みたいなものです。保健室にちょっと逃げ込んで、少しケアをしてあげたり、寄り添ってあげて、それで気持ちも変わると思うんですよね。

社会人の保健室~習うより見ろ~

メンバー:『社会人の保健室』!

安倍:そういうことですね。大概は病気になってから来たり、鬱になってから来るんですよ。
メンタルヘルスチェックってありますけど、あれも機能してないですよ。
だって本当のことを書くとプロジェクトを外されるじゃないですか。
社長もそれは分かっているけど、国が義務付けるからやらなきゃいけない。


メンバー:
-意味ないですね。


安倍:まったく意味ないです。だから、「鬱の人、手を挙げてください」と言っても誰も来ない。
だからイベント的に楽しくやるのがいいですね。今まで2社ほど研修をキックボクシングでやってくれというところがありました。

「どういうことやります?」と言ったら、皆を元気にして一体感を作ってくれたらいいと言うんです。
そしたら、その感じでやりましょうって、2時間くらいやったんですよ。20人くらい。
そしたら半年後にもう一回来たんです。「今まで色んなセミナーとか、研修とかやったけどこれもう一回やりたい」って皆が言ってくれました。

メンバー:-病気になる前にやったらいいですよね。治療じゃないですけど、やっぱりそうなる前に発散させてあげることが大切ですよね。


安倍:
そうですね。エネルギーが下がっている状態ではだめですね。その状態のまま理屈だけ言っても

「うるせえなー、分かってんだよ、そんなことは!」となってしまう。

メンバー:-結局人は体を動かさないとダメなんですよね。


安倍:
そう。で、社長も参加する。社長が下手くそだったりする。全員が上手いとはかぎらないから。皆自分で楽しめばいい。だから、個性も出ますよ。その場を楽しめない人とか、恥ずかしい人とか。そうしたらアホになってくださいと言うことからスタートするんです。


誰も見てないからって言って、そうすると最初30分から1時間くらいストレッチをして、声出してみましょうかなんて言って、うぇーいみたいな、皆でやれば怖くないみたいな。

メンバー:-そうですね。


安倍:
今日はアホになる日ですみたいな。そんな感じだと皆喜んでくれる。でも、やっぱり今の会社はみなさん優秀ですし、仕事の戦略とかもキチンとできてる。でも業績が止まっていたりしているのを見ていると、ここをもっとあげたらいいんじゃないかなと。健康面からじゃないかなと感じるんですよね。それが上手く伝えられない。


メンバー:
-でも、伝えると言っても、ロジックで伝えても意味ないし分からないですよね。


安倍:
だからだったんですね。今まで会社に合わせて作り変えていたんですけど、だからダメなんですね。


メンバー:
-ロジックでというよりはやってもらう。

やりましょうよ!っていうノリで。
まずはやってもらって、そしたら口コミで広がっていくと思いますよ。これはもう習うより見ろ!っていう。


安倍:
多くの人は何やっていいかもよく分かってないし。


メンバー:
-企業さんって半年に1回くらい全社会議ってやるじゃないですか。その時にプログラムとして入れちゃうとか。


安倍:
あぁ。


メンバー:
-会議やっててもしょうがないでしょ!って。

運動会をやってる会社もありますもんね。
でもそういうことですよね。皆でチームワークだとか、皆でバカみたいに玉入れしてとか、何となくチームの一体感が出たり、前向きになれたりっていうことですよね。そういうのは会場があってじゃないとできないですけど。これだったら。


安倍:
キックボクシングなら屋内でできますよ。


メンバー:
それと施術のセットなんかをやったらいいかもしれないですね。


安倍:
やっぱりセットでやったらいいかなと思っていたんですよ。


メンバー:
-そこにカウンセリングもついていたらなおさらいいかもしれないですし。

-体の健康診断とか、心の健康診断っていうね。


安倍:
やっぱり全部出ますよね。寝れていない人はすぐに分かりますしね。


メンバー:
-足つぼとかやったことないからな。


安倍:
じゃあ、今度ぜひ。


メンバー:
-やってもらおうかな。


安倍:
やってみないと分からないですからね。

メンバー:-分からないですよね。


安倍:
私なんかは皆やったことあると思っていると、初めてですという方が多いので、意外と知らないんだなということが分かってきました。目の奥が疲れてという人は足を揉んだほうがスッとしますね。要は脳からなので。


メンバー:
-臓器が悪いのとかも分かるんですか。


安倍:
明らかに出てきますね。


せっかくなので、皆さんを元気にするというのも社会貢献ですけど、元気がなくてどこかに引きこもっている人が出てきて税金を払うようになるとかですね。

納税者になるとか、バンバン遊ぶようになるとか、それかな、私たちにできることは。一人の孤独死のおじいちゃん・おばあちゃんのところに行くことも大切だけど、それはやっている人も多いでしょうから。

メンバー:-これから落ちていってしまうかもしれない人を身体の側面から、心の側面から元気にしてあげる。

安倍:少子化が問題になっていますけど、少子化なのにその子どもたちが働けなくなったら、もっともっと少なくなってしまう。

活躍の場は世界も視野に?今後の展開は?

メンバー:-今後はどんな展開を描いていますか?

安倍:今後は、スクールを人の役に立てながら、仕事として豊かになっていきましょうということを広めていきたい。うちが直営ですべてやるのではなくて、全国に同じようにやってくれる人が増えていったら良いなと思いますね。この間ミラノから習いに来た人がいました。日本人ですが。


メンバー:
-ミラノでやるんですか。


安倍:
ちょっとずつやっていますね。夏休みの帰省の時に来て、こっちも驚いて、海外のユーザーがいるんだと思って。


メンバー:
-同じ人間ですからね。


安倍:
外人のほうがはまるんですよ。案外外人のお客さんが来ていて。やっぱりオリエンタルの不思議な魅力があるみたいで。首痛いって、治してあげると「なんでだWhy?」ってなるんですよ。

全員:-ハハハ...


安倍:
東洋の神秘みたいな。


メンバー:
-西洋医学にはないですからね。


安倍:
そうですね。だから私たちが出店しなくても、むこうでコミュニティがある人に教えてやってもらえばよい。そのためには実践会でも言っていますが、稼いでいけなければいけない。そうしないと真似してくれないということですね。そういう中で人を上手く笑顔にしていけたらと、社会課題に向き合いながらやっていけたらと思います。


メンバー:
-本日は貴重なお時間をありがとうございました。

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<プロフィール>安部光剛

鍼灸師・マッサージ師・柔道整復師として約30年。
25年前に台湾で足底反射療法の技術を習得。この技術を日本に広める立役者となる。
現在は、整骨院・治療院経営の他、フットリーディングセラピスト養成のための台湾式リフレクソロジースクール・リマイスター学院運営にも携わる。