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講演者:広石 拓司 氏 株式会社エンパブリック 代表取締役
講演タイトル:不確かな時代に企業に求められるサステナビリティとコミュニケーション
2021年初の特別講演が東京にて開催されました。
※コロナ禍の特別措置として講師の広石様はオンライン参加頂きました。
講師の広石様はシンクタンク、NPO法人エティックを経て、2008年株式会社エンパブリックを創業。「思いのある誰もが動き出せ、新しい仕事を生み出せる社会」を目指し、地域・組織の人たちが知恵と力を持ち寄る場づくりを活かして、社会課題解決型の事業開発や起業に役立つツール、プログラムを提供していらっしゃるご経験から現在コロナ禍にある現在社会についてお話頂きました。
20世紀のビジネスは社会や環境は安定している上に築かれていたため経済を考えていればよかった。しかし21世紀は社会や経済や環境が大きく変化する社会の中で経営をするということが前提の考えというお話しに参加者一同改めて事業を通じた社会課題解決の必要性を再認識しました。具体事例の中でナショナル企業であるユニリーバはそれまでの価格競争に負けて2010年に経営が過去最悪になった時に方針転換。「サスティナビリティを暮らしの当たり前にする」という方向性に舵を切りました。
しかし、これは利益が出ているからCSRとして取り組むのではなく、「これしか10年後に売上を2倍にする方法はない」という意思決定から生まれました。
「短期の採算合わせから長期・パーパス(目的)に焦点を」という社員やステークホルダーのマインドセットの変革などを行い、今ではサスティナビリティといえばユニリーバというブランディングまで獲得しているとのこと。
様々な世界的な事例も共有頂き改めて時代の大転換を感じる形となりました。
その後、経営実践研究会の藤岡会長よりこれから2030年、40年を見据えた中での社会の変化、テクノロジーの変化が私達に与える影響について触れられ、経営者が改めて視野を広げ、視座を高くする必要性について触れられました。
ご講演頂きました広石様、ご参加頂きました皆様、どうもありがとうございました。