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2021年2月17日、18日と経営実践研究会広島視察研修が行われました。
広島では初めての視察研修ということで、東京、大阪、岐阜、福岡と全国各地から仲間が集まり、広島を含め15名での視察研修となりました。
2月17日(水)宮島方面
一日目は広島駅で集合し、車で移動しました。道中メンバー同士で交流を深めながら、雪の舞う世界遺産の宮島へ。
フェリーに乗って10分ほどで宮島へ到着。
最初に瀬戸内の郷土料理、宮島の名産、「あなご飯」をいただきに「錦水館」へ向かいました。経営実践研究会 名物の自己紹介でお互いの名前を覚え、交流を深めながら食事を堪能しました。
その後、「やまだ屋 宮島本店」へ向かいました。
こちらではもみじ饅頭の手焼き体験をした後、宮島観光協会会長であり、やまだ屋代表取締役 中村社長様にお話を伺いました。
もみじ饅頭が土産物として定着するまでの歴史や、昭和7年創業の企業の歴史とこれからの取り組みについてご講和いただきました。
伝統を守りながら新しいものに挑戦する姿勢が、約90年続く原動力になっていると感じました。
その後ガイドの横田様の案内で、宮島内の町並みや、歴史的建造物を見て回りました。
現在修繕工事中の厳島神社に参拝し、現在の規模に造営した平清盛、千畳閣の建立を指示した豊臣秀吉など、歴史や当時の人々の生活の様子などについて学びました。
広島市内での懇親会では、皆さん一人一人が思いや志を語り合うことができ、2人のゲストの方も熱く思いを語られ、意気投合しそれぞれアドバイザー、サポーターになって頂き、一日目を締めくくりました。
2月18日(木)
二日目はかつて海軍の重要な拠点(鎮守府)であった呉市に向かいました。
最初に向かったのは「戦艦大和」がかつて作られた建造現場のドックに当時から残る大屋根が一望できる「歴史の見える丘」です。
現在は造船会社の工場になっており、その様子も見ることができます。
そこから車で10分ほどの場所に、外国艦船の侵入と空襲を防ぐために砲台が設置されていた高烏砲台跡へ。戦争遺跡になっており、火薬庫や兵舎がありました。
呉に鎮守府が置かれた地理的理由が一望できました。
この後、目の前に海上自衛隊の潜水艦を望む澎湃館(ほうはいかん)へ移動し、澎湃館館長、株式会社大之木ダイモ社長の大之木様より企業の歴史や当時の人物についての話を聞きました。
戦争で亡くなった人々について知り、思いを馳せる貴重な時間でした。
大之木社長に続いて、呉市の歴史的記念物、資料の展示をしている入船山記念館の館長、戦艦大和会顧問、元大和ミュージアム参事の相原様より講和いただき、他にない貴重な映像資料などを見せてもらいながら、戦争の歴史について学びました。
話を聞いた後は、呉市海事歴史科学館(大和ミュージアム)にて戦艦大和の模型や日本の歩みなどについて、展示を見て回りました。
戦争や海軍の歴史についてしっかりと学んだ後、広島平和記念資料館へと移動しました。
1時間ほど被爆体験者ご本人による被曝体験の講和を聞くことができました。御年92歳とのことで直接戦争体験について聞ける貴重な機会をいただきました。
続いて原爆や広島の歴史について展示資料を見て周り、平和のありがたさを実感しました。
戦争の悲惨さを知ることは、平和であり続けるために大切なことだと感じました。
広島は平和というメッセージを日頃から発信し、観光客も多い街ですが、今回のコロナ禍で
観光客はパッタリと来なくなり、厳しい経営を強いられている会社が多くあります。
その中でも、今回の研修でみんな仲間だから共に頑張りましょう、と声をかけていただき、とても心強く思いました。
これから広島を盛り上げていくためにたくさんのエールをもらいましたので、原爆から立ち直った広島の底力を発揮して、社会に対して力強いメッセージを伝播していけるよう頑張って参ります。