参加者の声|●会員の声 『株式会社ビースプリングス 代表取締役 八木 大助様』

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●会員の声 『株式会社ビースプリングス 代表取締役 八木 大助様』

日本一社会課題に向き合うそば屋を目指し 地域から必要とされるお店を目指す


どのような事業をされていますか?

蕎麦屋をやっております。ただし、醤油を使った黒いだしではなく、『究極の塩だし』という真っ白なだしを使っています。飲食店は、ラーメン屋以外はほとんどが同じようなスタイルで商品を提供しているんです。例えば、お寿司屋ならガリがあって、醤油とわさびをつけて食べるでしょ。そんな中お蕎麦も黒い醤油だしが当たり前で、周りは誰もチャレンジしようとしないから、挑戦してみたんです。

うちではそれ以外でも、100%そば粉を使った麺を使っていますし、品数に至っては60種類のメニューがあってそれが全て違う味なんです。

普通お蕎麦屋さんでメニュー表を見ると、同じお蕎麦であったかいのか、冷たいのかであったり、トッピングが少し変わったりという具合になるかと思うんですが、うちは全て違うのでお客様が飽きないんです!!

高級なお蕎麦を手ごろな値段で食べていただくのがうちのやり方です。





経営実践研究会への入会の経緯を教えて下さい

ある時友人から「おもしろいセミナーがあるから行ってみない?」という声をかけられて、「どうせそこらでやってる普通のセミナーでしょ。」と思って参加したんです。そしたら藤岡理事長からの第一声が、「社会に貢献しない事業なのであれば、起業などする意味がない。あなたの会社はどうですか?」というものだったんですが、「...やばい儲けることしか考えてなかった。」と思いました。
そこから経営実践研究会での活動が始まりました。



経営実践研究会へ入会する前後での変化はありますか?

当初は(今もそうですけど)黒い醤油だし以外は考えられないという空気でしたから、お客さんが全然来なくて。一日の最低売上高が7,800円なんていう時もありました。それでも来てくれるお客さんは「うまい、うまい」と言って帰ってくれる。「これはいけるな」とは思っていました。

そんな中、藤岡理事長にお会いして、言われたことをそのまま実践していったらみるみるうちに売上が上がっていって、年内(2017年)には10店舗まで拡大する予定です。ただしやっていることは『本業を通じた社会貢献』なんです。

話は少し変わりますが、日本は若者の自殺率が実は世界で一番高いんです。それには色々な理由がありますが、私どもは現在NPO法人若者メンタルサポート協会という若者の支援を行っている団体と連携をとり、発達障害やシングルマザーといった自分ではどうすることもできない環境に置かれた人たちに対して食事を提供したり、あるいは就業が可能な人に関してはうちで働いてもらうなどして、ゆくゆくはうちでよければ正式に入社してもらったりといったことをやっています。

そんな活動を続けていくうちに,

想いに共感をいただいた方々、例えばパチンコのマルハンさんから全国300店舗の飲食スペースに店舗を構えてほしいと言っていただいたり、白馬スキー場さんからもお声がけをいただいたりしています。まさに魔法ですね(笑)





経営実践研究会で印象に残っている活動はありますか?

私自身フォーラムで登壇をさせていただいたこともありますが、何より本当に様々な方々との交流が多いことには驚きます。銀行、飲食、NPO活動などその業界では知らない人はいないというような人たちが何人もいるような環境で、しかも経営実践研究会自体がみるみる間に大きくなっていることを実感しますし、凄いメンバーを集め、束ねる藤岡理事長にも驚きです。

 

最後に今後のビジョンをお聞かせ下さい

困った人に食事を提供してあげられるようなそんな想いを持った飲食業界のネットワークを全国に作りたいですね。
そのためにも、想いに共感できる人と一緒に仕事をしていくことが大切かなと思います。
金儲けのためではなく、社会に貢献するために活動を出来る同士を増やしていきたいです。




株式会社 ビースプリングス(そば助運営会社)

代表取締役 八木 大助

http://soba-suke.com/

1970年東京葛飾区生まれ。学生時代はボクシングに打ち込み、東日本代表として辰吉選手との対戦話も持ち上がる。23歳で居酒屋を立ち上げ独立。その後はダイビングショップなど他業種の経営を経て2014年4月稲荷町で「そば助 本店」を開業。北千住店、人形町店に加え、駅ナカで2店舗の「すたどんそば助」を展開する。パチンコ全国チェーン店内食堂への食材卸も手掛ける。現在は6店舗に展開し2017年は11店舗まで拡大

飲食店を通じて社会貢献活動にも力を入れ様々なNPOと協働を図りながら地域の課題解決にも力を注ぐ。

 

取材を終えて(編集後記:静岡大学 増田 2017.9.7)

インタビューを通して終始感じたのは八木様の優しさです。
インタビューをした自分自身の就職のことを気にかけてくださったり、就職先が決まっていない友人がいたら、うちでよければぜひ紹介してね、という言葉が自然と出てくることから普段からそのような周りに対する配慮をされている方なんだなということを感じました。
インタビューをしているこちらの気持ちが熱くなってしまう八木様の想いの強さに大変感銘しました。
ぜひ、そば助のお蕎麦いただきにあがります。

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